つれづれなる侍ふ。

武道館を目指す6人の侍たち&デビューという夢を叶えた推したちの応援記録。そして大好きな舞台のこと。

2023・新生ドリボへ寄せて

無事に6人揃って夏ライブを終えた侍たち。

去年よりも多い公演数のなか、よくぞまぁ頑張ってくれました。お疲れ様でした。

 

さぁ、そんな彼らはおそらくドリボに向けて動き出していることでしょう。

という訳で今回はDREAM BOYSについて書き出してみます。(大幅に話題がそれていく予感が既にしております…)

 

◯新ドリボ、始動。

昨年まで2年連続で大役を務められました、菊池風磨さんと田中樹さんに変わり、今年から新たに渡辺翔さんと森本慎太郎さんが主演とチャンプを演じられます。

今度の主演とチャンプはどんなだろう…と既にワクワクしております。体格差に今から不安が募るものの(笑)、きっとお二人らしいドリボを見せてくださることでしょう。

 

一方、そんなお二人を支えるJr.たちは今年も変わらずと言いますか、安定の我らが7 MEN 侍少年忍者の上の子たち。

おそらく昨年までと大きな違いはないでしょうが、少年忍者に至ってはこの夏でかなりの序列(この言い方が相応しいかは分かりません)変動があったようなので、どうなるのか見ものです。

時間もないことだし去年までと同じが楽だよね…。

 

そんな新生ドリボですが、今回のメインキャストお二人は一旦出演を拒否というか尻込みしたとか。

 

◯まさかの【オファーを一度断る】

制作発表の記事でこの文言を目にしたとき、正直おどろきましたよw

「なぜ?」と。

そもそも断れるんだ…なんて思ってしまったくらいです。(有無を言わさず…だと思っていた)

 

色んな理由を述べられていましたが、先日発売されました日経エンタテインメント!9月号』掲載の堂本光一さんの連載にてようやくその意図や真意に納得することができました。

 

◯事務所舞台に、滝沢氏に育てられた渡辺翔

日経エンタは絶賛発売中ですので気になられた方がいらしたらぜひ手にとって読んでいただきたい…ということでここでは引用等は致しません。

あくまでも、記事を読んだ読者である私がどう感じたかに基づいての記述であることをご容赦くださいませ。

 

要は、光一さんの「一般的に、世の中に通用するミュージカル演出」に不安があった…ということだと私は捉えました。

実際、光一さんと直接お話しされる中で、【光一さんの手が加えられたドリボ】に対して違和感というか、受け入れきれない想いがあったと言います。

 

◯光一さんによるドリボ

私が帝国劇場でドリボを初めて観たのが2019年、光一さんが演出を担当なさった年からです。

それ以前のドリボも知識としてはインプットされていますが、直接観てはいませんので、悪しからず。

 

私は光一さんがドリボを演出してくださるようになってから、ぐっと「帝国劇場で上演するに相応しい事務所舞台に近づいた」と思っています。(以前のドリボがダメな訳ではありません。念のため。)

 

とにかく、一言で言えばトンチキな点が減ったんですよ。0ではないけれど。

ちゃんと物語としての筋が通り、不必要なシーンがなくなった。

 

私は、帝国劇場で上演するミュージカルとして最低ラインが今のドリボだと思っています。

 

少し逸れますが、そもそも事務所舞台ってあまり得意ではなくて。

WorldやIsLANDは「ショー」として割り切って観るから良いものの、『少年たち』は某シーンが苦手を通り越して嫌悪感を抱いてしまうのと話のめちゃくちゃさに引いてしまい、映画でしか観たことがありません。

ドリボにも、以前は良いイメージを持っていませんでした。「SHOCK」は今年初めて観劇が叶い、あまりの素晴らしさに感動しました。

滝沢歌舞伎」は…後ほど。

 

で、話を戻しますがなぜ2人がそんな素晴らしい光一さん演出の、言ってみれば「本物のミュージカルに近付いた」事務所舞台を拒否したのか。

 

それは2人がジャニー氏や滝沢さんに育てられて、そんなお二人の作る(ある意味でトンチキな)舞台への想いが深いから…なのだと思います。

 

◯光一さんから観た「滝沢歌舞伎

今回の連載で何が嬉しかったって、光一さんが「滝沢歌舞伎」名物の腹筋太鼓に対してハッキリ言ってくださったことなのです。

 

一応デビュー前から、6人時代からのスノ担を名乗っているにも関わらず、私は一度も滝沢歌舞伎を生で観たことがありません

観に行きたいとも思わず、申込みすらしておりません。

 

なぜ?…滝沢さんお気に入りのあのトンチキ感が苦手だからです。

特に腹筋太鼓は意味が分からず。

あれを見せられて、もちろん凄いなぁ、大変そうだなぁ、かっこいいなぁ。そうは感じるでしょう。

 

しかし、「これは歌舞伎ではないの…?」という邪念が渦巻くのです。

それは腹筋太鼓以外もですよ。

「このシーンいる?」「このシーン何?」と。

『歌舞伎』とタイトルに入れているからには、本編の大部分で、ある程度の歌舞伎の真似事くらいは見せて貰えると思いきや。

寧ろ大部分がとても歌舞伎とは言えない。

 

光一さんは決して滝沢歌舞伎を、腹筋太鼓を否定はされていません。

しかし、「腹筋しながら太鼓を叩く」行為に疑問を感じられたのです。

私も同じように思います。

 

ただ、渡辺さんも森本さんもそこに疑問を抱かない→意味を考えて演出なさる光一さんのドリボに違和感が残る、ということでしょう。

もちろん、「ついていけるのか」と不安もあるかもしれません。

 

ジャニーさんイズムを大切になさってきた滝沢さんが作った舞台で多くの経験を積んだSnow Man。渡辺さんはより一層、ある意味で「光一さんとは正反対」な考えなのではないでしょうか。

 

ジャニーズイズムを受け継ぎ、「一つ一つの演出に意味なんか求めない、それよりもパッション重視」なお2人が、光一さんの演出によってどのような事務所舞台を魅せてくださるか、やはり今から楽しみで仕方がありません。

 

私自身は、どうせ舞台に立つのならパッションなんかより意味合いを大切に、丁寧に芝居を観せて欲しいと願ってやまないタイプですので、今年もお忙しい光一さんがドリボに携わってくださること、後進の育成に取り組まれることが嬉しくてなりません。

 

 

◯侍たちはどうなんだろう?

事務所舞台で育って来られたお2人。

特にJr.時代の思い出の大半が滝沢歌舞伎な渡辺さん。

先述のように思われるのも無理はないと思います。

 

では、侍たちは?

ジャニーさんのドリボも光一さんのドリボも経験している彼ら。

今のドリボをどう思ってるのだろう…と興味津々です(笑)

 

ジャニーさんを尊敬する気持ちも大きい彼らです。舞台の本筋とかけ離れていたとしても、腹筋しながら太鼓叩きたいのかな。フライングしたいのかな。

それとも…

 

ただお2人とは異なり、7 MEN 侍は全員が若いうちから外部舞台に立つ機会を複数回ずつ与えられています。それぞれの座組で舞台を生業とするプロの方々と数ヶ月を共にし、たくさんの経験を積んでいます。

 

ものすごーく気になる。

外部舞台でその良さに気付いてて欲しいなぁ、なんて偉そうに言ってみます。(笑)

「ドリボが普通のミュージカルっぽくなってる!」なーんて思ってて欲しいくらい。

 

個人的には、舞台では舞台のやり方を。

きっとその方がこれから先いきてくるから…なんて思っています。

ショーはショーとして楽しめば良いのだから。

 

 

長くなりました。

私にとって5度目のドリボです。

今年は倍率もかなり高く、例年のように複数回観賞…とはいきませんが、帝国劇場の舞台で輝く侍たちをしっかりこの目に収めて来ようと思います。